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デンマーク留学中の様々な出来事、訪れた建築やミュージアムなど、気ままに綴ります。


by lee-judy
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2008年6月19日

ベルギー最終日は、ブリュッセル観光。
まずは王立美術館へ。

お金が底をついてきたので昨日から
「26歳以下の学生です」と年齢を偽り、学割で入場する私。

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ところで、ブリューゲルがこんなに面白い画家とは知らなかったけれど、
ここではそれ以外の作品に注目しました。

いつものように「犬の絵」探しです。
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画像は悪いけれど、主人に喜んで飛びつく犬の絵。
犬とダンスしているみたい。
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丸まって眠る犬。
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幻想的な世界の犬。
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肖像画に出てくる犬は高貴な犬(ボルゾイ)が多く、概してつまらない構図です。
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イエスにひざまずく女(マグダラのマリア)。
私は美術史の専門ではないので宗教画の知識がほとんどないのですが、
これらの絵は、イエスの足に涙を落とし、黄金の髪で拭い、香油を塗った
という伝説から描かれているものだと思われます。
1枚目には黒い犬が描かれています。
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ブリュッセルといえば、ムール貝アート。
後半は貧乏旅行へと様変わりしたので、季節はずれのムール貝は食べませんでした。
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現代アートの展示もあります!
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次にアールヌーボーの建築家オルタのミュージアムへ。
残念ながら撮影禁止のため、写真集を買いました。
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EUのあたりを散策。
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いつかEUで働きたいと言っていたイヴァナ。
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とても大急ぎで回ったベルギー旅行。
基本的に昼間はひとりで各地を巡り、夜は友人と過ごしました。

ひとり旅に慣れているとはいえ、
ブリュッセルのような安全な街でも油断できません。
というのは、ブリュッセル中央駅で3人の男に囲まれ、あやうく襲われそうになったからです。
災いは気をつけていても、ふいにやってくるものです。
自分の身を自分で守るために、日本に帰ったら護身術を習おうと決意しました。
# by lee-judy | 2008-06-19 02:07 | デンマーク以外の建築
2008年6月18日

アントワープへはブリュッセルから電車で1時間です。

まずはトラムに乗って、ル・コルビュジエのギエット邸へ。
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次にトラムを乗り継ぎ、アールヌーボーの邸宅が並ぶ住宅地へ。
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建築探訪を終え、観光客のいる中心地へ。
まだベルギー絵画の真髄に触れていなかったので、王道のアントワープ王立美術館へ。
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ところで・・・
私は美術館を訪れると必ず、個人的に「気になる絵」を探します。
今回気になった絵は、これです。
作者と妻がさりげなく絵の中に登場しています。
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これらの絵に必ず犬が登場します。
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この犬です。
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アントワープといえば、ファッションの街です。
というわけで、モード博物館を訪れました。
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外観とは異なり、内部の階段はモダンなデザインです。
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展覧会はヴェロニクという若手ファッションデザイナーの展示でした。
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さてさて。
最後に「フランダースの犬」で有名な大聖堂へ参りましょう。
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奥にあるのがネロが最後にみたルーベンスの絵です。
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まるで物語のように、ちょうどいいタイミングで光が差し込んできました。
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# by lee-judy | 2008-06-18 01:47 | デンマーク以外の建築
2008年6月17日

誰もがおススメする「花の都=ゲント」へ。
ブリュッセルから電車で約1時間です。
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まず聖バーフ大聖堂で、有名な「神秘の仔羊」を拝みました。
残念ながら内部は撮影禁止だったので、絵葉書を激写です。
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祭壇画とは思えないユニークな構図と色彩で、
羊の白色が周囲の緑に映えて、
「こひつじ=イエス」が中央で神々しく輝いてみえます。
羊の胸からは血(ワイン)が飛び出しています。

想像以上にかわいらしい絵で、とても気に入りました。
帰ってからネットで調べてみると、かなり数奇な運命をたどっていることがわかりました。
戦時中はナチスが所有し、どうやら戦災から免れたようです。

私は「迷える子羊」かしら??


・・・冗談はさておき、次はフランドル伯居城へ。
ここには拷問の展示などがあります。
屋上からは街の全景が望めます。
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通りがかりにふっと立ち寄ったデザイン・ミュージアムは
心地よい展示空間&充実した展示内容でした。
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逆に、現代美術館smakは想像以上によくなかったので、ここでは省略します。




**************************

後ろ髪引かれる思いで、ブルージュへ移動です。
ゲント-ブルージュ間は約30分です。

石畳と運河の街で、街全体が「ディズニーランド」のようです。
ゲントに少し雰囲気が似ています。
どちらも甲乙つけがたく、両者とも「また来たいナンバー5」に入る都市です。
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ブルージュ文化センター。
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伊東豊雄のパビリオンは
個人的な感想としては、「おとぎの街」にそぐわない感じがしました。
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歩きつかれたので、ボートツアーに参加です。
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この2つの街には機会があればまた訪れたいと思いました。
今度はブリュッセルではなく、ブルージュに宿泊したいです。
私が見たい近現代建築が近くにないので、
ゆっくり滞在する新婚旅行にいいかもしれません。
・・・・って、そんな日がいつか来るのでしょうか?

住んでみたいマーストリヒトとは異なり、
こちら「おとぎの街」は、やはり期間限定の観光に相応しい都市ですね。
# by lee-judy | 2008-06-17 01:32 | デンマーク以外の建築
2008年6月16日


リエージュ最終日は、街をぶらぶら散策。

由緒ある古い教会だそうですが、2人とも「悪趣味だね」と共感。
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眺めのよい大階段。
なんとマーストリヒトのボンネファンテン美術館の大階段は
この階段をイメージしてデザインしたそうです。
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ほら、手すりが同じデザインでしょ?
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リエージュをあとにし、首都ブリュッセルへ。
まずはグラン・プラスへ。
さすが世界で最も美しいといわれている広場です。
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美しい白亜の大聖堂。
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王立モネ劇場。
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再会したIvana。
法律家を目指し、がんばっています。
彼女は6月末でスロバキアへ帰国し、9月から国家公務員として働き始めます。
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# by lee-judy | 2008-06-16 21:56 | デンマーク以外の建築
2008年6月15日

リエージュの朝市は、ガイドブックによると世界的にもかなり大規模なものらしいです。
ここで朝食のパンを買い、ケルン(ドイツ)へ向けて出発。
ケルンの旅:目指すは聖コロンバ教会博物館。_f0067790_21322267.jpg




ケルンへは電車で約1時間半です。
まずは駅の目の前にある大聖堂の鐘楼へ上りました。
塔からの眺め(左下)はルートヴィヒ美術館です。
ケルンの旅:目指すは聖コロンバ教会博物館。_f0067790_21513346.jpg

ケルンの旅:目指すは聖コロンバ教会博物館。_f0067790_2144116.jpg




ルートヴィヒ美術館。
近現代アートのコレクションが膨大で、かなりへとへとになりました。
アメリカン・ポップアートがたくさんあります。
ケルンの旅:目指すは聖コロンバ教会博物館。_f0067790_21552736.jpg





そして目指すは聖コロンバ教会博物館へ。
スイス人建築家ピーター・ズントー設計の新しいミュージアムです。
今回の旅の一番の目的でもあります。

廃墟同然だった教会の一部を残し、美術館として改修しました。
ケルンの旅:目指すは聖コロンバ教会博物館。_f0067790_214520100.jpg

ケルンの旅:目指すは聖コロンバ教会博物館。_f0067790_21454994.jpg

ケルンの旅:目指すは聖コロンバ教会博物館。_f0067790_214610100.jpg



展示内容は宗教美術と現代アートのコラボレーションになっています。
絶妙な組み合わせに脱帽です。
誰がアートディレクターなのでしょうか?


光の取り入れ方、展示空間の均質さ、感動的な動線など、建築自体も気に入りましたが、
展示内容やその配置、組み合わせ等のセンスのよさは、見習いたいなぁと思いました。
私もいつかこういった展示計画をやってみたいです。(夢のまた夢ですが・・)
ケルンの旅:目指すは聖コロンバ教会博物館。_f0067790_21464348.jpg

ケルンの旅:目指すは聖コロンバ教会博物館。_f0067790_2147155.jpg

ケルンの旅:目指すは聖コロンバ教会博物館。_f0067790_21471551.jpg



資料室のある椅子はとても座り心地がよく、疲れた身体に優しかったです。
ケルンの旅:目指すは聖コロンバ教会博物館。_f0067790_21554285.jpg





夕食はイタリアン。
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レストランでおじさん3人組にナンパされましたが、
早々に家に帰り、ピーチ味のビールで乾杯。
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お互い、もうじき2年間の留学を終え、帰国します。
帰国後の作戦会議で、深夜まで大盛り上がり!!
# by lee-judy | 2008-06-15 21:27 | デンマーク以外の建築